県政レポート㉜ マンション防災を考える 神奈川県議会議員(緑区選出) 古賀てるき
このたびの台風15号・19号で被災された皆様にお見舞い申し上げますとともに、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたします。
図らずも…
私は、9月の本会議で「高層マンションの防災対策」について質問いたしましたが、図らずも今回の台風で川崎市の高層マンションが被災し、防災対策の重要性が浮き彫りになりました。
水、食料、トイレ
マンションでは、エレベーターが止まると階段を昇り降りして水や食料を運ばなければなりません。特に水は予想以上に重く、高齢の方には重労働となります。日頃から少しずつ備蓄することが肝要です。
またトイレも大きな問題です。水が止まれば排泄物は溜まり続けます。凝固剤や吸水シートによる携帯トイレを使っても、溜まった汚物をどこに置くか。ビニール袋に入れてベランダに置いても、においの問題が出てきます。ポリケースなどの準備が必要です。
着実な備えを
一般的に、マンションの防災上の弱点を明らかにするのは「マンションの価値が下がる」と敬遠されがちです。しかし今回、残念ながら被害が出てしまいました。現実感をもって着実な備えを行いましょう。※本会議の録画中継は県議会ホームページでhttp://www.pref.kanagawa.jp/gikai
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「紅麹」から考える安心な暮らし4月4日 |
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