金沢区・磯子区版 掲載号:2012年2月23日号
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第1回横浜市男女共同参画貢献表彰を受賞した 外山 薫さん 釜利谷南在住 63歳

男女で補い合う防災体制を

 ○…市内各区にある災害ボランティアネットワークの中で、唯一の女性代表として活動していた。その功績が認められ、第1回横浜市男女共同参画貢献表彰を受賞した。「災害時にも、女性の特長が生かせる場面が多くある。被災者の心のケアや柔軟な対応は男性よりも得意なのでは」。とはいえ「女性」をことさら強調することはない。「男性も女性も互いの良さを生かして補い合いながらやっていけばいい。目指すところは一つだから」と微笑む。

 ○…ガールスカウトで30年以上活動してきたことが、災害ボランティアに関わるきっかけだった。「子どもと活動するので今何か起きたら…と常に想定していた」。活動を通して学ぶロープワークや知識、自然の中でのキャンプ体験など「最終的には災害対策にすべてつながっていた」という。体験は自信を養い、いざという時にすぐに行動に移せる訓練にもなる。「災害への対応力が、日ごろの何気ない行動でつく」と感じていた。

 ○…そんな中、1995年の阪神・淡路大震災が起こった。今こそ各団体同士が手をつなぎ、災害に対応する体制を作らなければ―。区社会福祉協議会と話し、各ボランティア団体に声をかけて2003年、災害ボランティアを立ち上げた。当時、市内で先行するのは、港北区と鶴見区のみ。行政主導ではなく、地域の団体と個人が中心となって組織した金沢区は、極めて珍しい存在だった。

 ○…「災害時に、自分たちは何ができるのか」を常に自分に問いかけてきた。だからこそ、東日本大震災の時の行動は迅速だった。ボランティアバスで、2週間後には被災地にいた。まず意識したのは心のケア。その後も、時が経つにつれ変わるニーズに対応しながら、計6回現地を訪れた。「災害はいつ起こるか分からない。だから、今日できることは今日やっておく」。いつも「もしも」を意識し生活することが、防災の第一歩なのだろう。
 

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