金沢区・磯子区版 掲載号:2016年10月13日号 エリアトップへ

日本有数のジャズヴァイオリニストで、生涯学習「西柴」の観月会でその音色を響かせた 里見 紀子さん 西柴出身

掲載号:2016年10月13日号

  • LINE
  • hatena

ジャズで魅せる”自分らしさ”

 ○…凛と伸びた立ち姿とは裏腹に、表情豊かに奏でられる音色。「ノリノリ」の愛称よろしく、情感に富んだヴァイオリンの音で観月会の夜を魅了した。故郷・西柴でのコンサートは初。「故郷に錦を飾りに来ました」と笑顔を咲かせる。心にいつも置くのが、「常に最高の演奏を」。生まれ育った地元に、まさに”最高の演奏”を届けた。

 ○…2歳でヴァイオリンに触れて以来、腕を磨いてきた。小学校の卒業アルバムに記した夢は「ヴァイオリニスト」。自然と密接した西柴の環境も少なからずその音楽性を育んだ。「裏山で絵を描いたり、海の公園まで走ったり」と想起する。「自然の美しさを表現する音楽。海や山と触れ合うのは欠かせない体験だった」。東京藝大でヴァイオリンを専攻。「のめり込んだ」というオーケストラでは、指揮者を置かないスタイルに挑戦。「管楽器も全て把握して演奏する。皆で作り上げる経験ができた」と笑う。

 ○…「人が書いた楽譜だけを弾いて死ぬのはいや」。オーケストラピットに収まって模索する日々。当時、劇団四季の同じ公演に参加していた演奏者がジャズチェロを弾くと知り、ライブハウスに足を踏み入れると「これかも」と直感した。「即興演奏で、同じ日でも同じメンバーでも違う音楽になる」。自分にしかできない表現が見つかるかもしれない。「これがだめならやめる」覚悟で飛び込むと耳コピーやトッププレイヤーから技を盗み、独学でジャズヴァイオリンを確立した。

 ○…これまでプロになった教え子も数人。CM楽曲など華々しく活躍するが「ライブが好き。ライフワークとして続けたい」と月15本はステージに立つ。「クラシックと違い、手を伸ばせる距離でダイレクトに伝わる」。ヴァイオリンの音が嫌いだったが、好きになった――。観客からのそんな言葉が嬉しい。クラシックの強いイメージに、ジャズが加わり生まれる響き。「もっと身近に感じて」と願う。

金沢区・磯子区版の人物風土記最新6

奥脇 竜哉さん

ムエタイのラジャダムナンスタジアム認定王者となった

奥脇 竜哉さん

金沢区富岡東在住 19歳

10月10日号

北村 正(まさし)さん

9月5日付で金沢警察署の署長に就任した

北村 正(まさし)さん

金沢区在住 57歳

10月3日号

有希乃(ゆきの) 路央(じお)さん

磯子まつりミュージックステージに出演する歌手

有希乃(ゆきの) 路央(じお)さん

磯子区岡村出身 22歳

9月26日号

藤田 健二さん

神奈川交流大会4連覇を果たしたローリングバレーボールチームのキャプテン

藤田 健二さん

金沢区釜利谷在住 45歳

9月19日号

佐伯 光茂さん

10月からシドニー総領事館公邸料理人となる

佐伯 光茂さん

金沢区釜利谷東在住 64歳

9月12日号

若栗 恭子さん

NPO法人こころの電話金沢の理事長を務める

若栗 恭子さん

金沢区釜利谷東 68歳

9月5日号

森本 美知子さん

磯子区災害ボランティアネットワークの代表を務める

森本 美知子さん

磯子区磯子在住 65歳

8月29日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 8月15日0:00更新

  • 7月18日0:00更新

  • 6月20日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

堀割川を屋形船でめぐる

堀割川を屋形船でめぐる

11月10日 魅力づくり団体主催

11月10日~11月10日

金沢区・磯子区版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

金沢区・磯子区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2019年10月10日号

お問い合わせ

外部リンク