金沢区・磯子区版 掲載号:2017年12月7日号 エリアトップへ

横浜学園高等学校の理事長兼校長で2017年度県私立学校教育功労者表彰を受けた 田沼 光明さん 金沢区富岡東在住 60歳

掲載号:2017年12月7日号

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プロセスを大事に

 ○…高祖父が創設した横浜学園(磯子区岡村)の校長に2001年から就き、05年からは理事長を兼任。これまでの功績が認められ、県私立学校教育功労者表彰を受けた。「私個人ではなく、学校全体が社会に貢献させて頂いたことでの受賞だと思う」。教育は即効性があるものではなく「コツコツ積み上げていくことが大事」との思いで学校運営を担う。これからも建学の精神、教育目標を生徒に伝え続けていく。

 ○…金沢区の自然豊かな環境で育ったことから「のんびりしていた」と話す。「だから、一つひとつ着実にこなす性格になったのかな」。新設の進学校に進んだ高校では、美化委員長を務め、始業1時間前に登校し校内の清掃活動に力を入れた。荒地を耕しテニスコートを整備したことも。「学校が自分の居場所となり、役割があったからこそできた」。こうした経験から、教育は体験やプロセスが大事だと実感する。「生徒が何かしようとすることを手助けすることがさらに重要」との思いを強くする。

 ○…慶應義塾大学では西洋史を、大学院では教育学を専攻し教諭の道へ。慶應義塾高、慶應義塾湘南藤沢中・高等部で、地理公民の教鞭をとった。授業では、知識の伝達だけでなく、生徒に考えさせる授業を心がけた。「自主的に一歩踏み出さないと自分の世界は広がらない。社会との関わりは学べない」。自主性を育む環境をつくることを大切にしてきた。

 ○…県私立中学高等学校協会の副理事長をはじめ、高文連、高野連の副会長などを務め「忙しい」と苦笑いを浮かべる。そんな中、必ず行うのが一日の出来事や仕事内容をノートにまとめること。「1〜2時間、ゆっくり考えてまとめる。これをやるとリラックスできる。仕事の延長だけど」と笑う。休日は、教育関連の読書に時間を割き、常に新しいものを吸収し活性化させる。「これからも生徒とともに成長していきたい」

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