洋光台中央団地の「マルシェゾーン」に出店する「ぶち木工」の木工職人 西村 真人さん 磯子区洋光台在勤 36歳
洋光台をモノづくり基地に
○…洋光台中央団地に新設された「クラフトマルシェゾーン」の第1号出店者として11月19日に工房兼ショップ「ぶち木工」をオープンさせた。よこはまトリエンナーレの公式グッズとなった看板商品「寄木細工のボールペン」などの小物を制作、販売する。「地域の方々とお話しながら仕事がしたいと思っていたのでピッタリな場所」
○…川崎市出身。高校の修学旅行で吹きガラスを体験し「手に職をつけたいな」と進路を決めた。学費をためるため、1年間アルバイトをしながら高校の美術の先生にデッサンを教わった。「今でも先生には感謝しています」。美術短大ではクラフトデザインを専攻。職業訓練校を経て23歳で家具職人に。「オーダーを取り扱うプレッシャーもあったがお客様の声を形にする喜びも大きかった」
○…20代の時、友人と湘南や横須賀、葉山で音楽フェスを企画、開催した。「人を巻き込み、内容や出演ミュージシャンを決めたりして楽しかった」。今でも仕事、プライベートで付き合いがある仲間も。広がった人脈から、東京、群馬、愛知に出向き、モノづくりワークショップや木工教室などを行っている。「木の魅力を多くの人に知ってもらえれば嬉しい」
○…洋光台で進行中の「団地の未来プロジェクト」を知人から紹介され「取り組みが面白そう」と出展を決めた。開店に向けて準備をしていると地域住民から「お店をのぞきに来るね」と声をかけられ、嬉しさが込み上げた。24・25日に初めて開催されるクラフトマルシェでも小物やアクセサリーを販売する予定だ。「知り合いのデザイナー、作家さんも出店するのですごく楽しみ。ぜひ多くの人に来てもらえれば」。洋光台をモノづくりの基地にし、活性化を図るのがこれからの目標だ。
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