8月15日に特別講演会を主催する多業種交流会「浜CHAN」の代表の 志摩 宙人さん 磯子区岡村在住 47歳
「誰もが誰かのハブに」
○…「誰一人取り残さない世の中をつくる」「認知症サポーター養成講座の講師役となるキャラバン・メイトの活躍の場の提供」を掲げ、昨年2月に立ち上げた横浜市多業種交流会「浜CHAN」。自身は介護業界で働くが、飲食チェーンやディーラーなど多業種の人が集うのは、「ホームを固めるよりアウェイを作らない」という方針から。「お互いのウインウインを探して連携することで、両者が社会資源になれば」と話す。
○…「幼い頃からすごくかわいがってもらったのに、年に1、2回しか顔を見せられてなかった」。祖母を亡くして芽生えた後悔から、介護の職に就こうと決意したのは7年前。介護の現場からマネジメントまで幅広く活躍した。昨年7月、所属していた会社を辞め、SNS上で「興味のある会社はアプローチを」と事実上の”FA宣言”。「普通に就職活動してもいいんですけど、自分の価値、知りたいじゃないですか」とにやり。結果、6社8事業所から声がかかった。
○…「介護の仕事をして、人にやさしくなれた」。時々かかってくる認知症などの個人の相談にも親身になって対応する。時には初めての電話で2時間話を聞くことも。「専門的に学んでいる自分でも、身内には強くいってしまうと伝えるとホッとしてくれる。聞くことで、相手が救われた気分になってくれればそれでいいんです」
○…好きな言葉は「誰もが誰かのハブ(拠点)であればいい」。誰も拒まないバリアフリーでゆるやかなコミュニティを目指す。認サポなどから生まれた”オレンジの繋がり”が広がり、現在、同団体のSNSには460人が登録する。「メンバーが増え、横浜色のある大きな活動に広がっていけば」と願う。
|
<PR>
|
<PR>