磯子区を中心に活動する「インターネットふれあい亭」の代表を務める 小野 惠嗣(よしつぐ)さん 磯子区杉田在住 80歳
デジタル社会のサポートを
○…いそご区民活動支援センターが主催し先月開催された「はじめてのオンライン講座」で講師を務めた。コロナ禍により「サークルのWeb会議をやりたい」「Webセミナーに参加したい」というシニア世代の人が多かったと実感した。「もう一度教えてほしいといった声も頂いた。皆さんの意欲や意識の高さを感じた」と振り返る。
○…約40年、コンピューターの制御システム開発の仕事に携わった。退職後に「居場所を作りたい」と考え、専門知識を生かし活動ができそうと、2004年に磯子区を中心に立ち上がったサークル「インターネットふれあい亭」の初期メンバーとなった。主にシニア世代の人たちの「パソコンのヘルプデスク」として活動。約10年事務局長を務め、3年前から代表に。15年以上活動し、あらためて「人と話し、交流することが好きだ」と感じている。サークルが心地よい居場所になっている。
○…大学卒業後、就職を機に横浜へ。「住みやすさを感じている」と杉田に居を構え35年たった。読書や歴史が好きで、10年前からサークル「横浜歴史を歩く会」に所属。金沢区の称名寺や三浦、小田原などを巡り、1日3万歩を歩いたことも。「健康にすごくいいですね」と笑う。
○…インターネットふれあい亭では今後、スマホとパソコンを連動させた楽しみ方などを伝えていきたいと考えている。コロナ禍での給付金や補助金申請がデジタルを中心に行われていることから、シニア世代の人から相談を受ける機会が多い。「デジタルの申請方法がわからないと、申請を諦めてしまう人がいるのでは」と危機感を募らせる。「シニアの方々のデジタル社会をサポートしたい」との思いで活動する。
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