金沢区スポーツ推進委員連絡協議会の会長に就任した 小池 護さん 金沢区柳町在住 66歳
活動は地域との接点
○…例年なら地域のスポーツイベント開催や参加の呼びかけ、研修会など精力的に活動するスポーツ推進委員。しかし昨年はコロナ禍で活動が制限され、「何もできなかった」と振り返る。会長に就任した今、18区の他の会長と会って話をすることを何よりも心待ちにしている。「絶対楽しいでしょ。区によってやり方が違うし、いいところは取り入れていきたい」と目を輝かせる。
○…有名外資系企業の営業職として休みなく働いていた40代前半から、町内会活動やスポーツ推進委員活動に参加し始めた。「こういう活動をやらないと、地域の人との接点がなくなっちゃうと思って」。仕事以外で不特定多数の人と交流が持てることが楽しかった。続ける秘訣は「できない時はやらない」こと。それでも「嫌だったらやれなかった」と笑う。自身が体験した楽しさを感じてくれる若い推進委員が、少しでも増えればと願う。
○…「どうせやるなら、違う仕事がいい」と現役退職後は区内の老人ホームで介護職にチャレンジした。さらに、柳町町内会の副会長や六浦地区社会福祉協議会の福祉第2部会委員長なども務め、地域でも中心的な役割を担ってきた。「井の中の蛙にはなりたくない。いろいな人に会って話すのが好きなんです」。尽きない好奇心で、見識を広げる。
○…コロナ禍が長期化し、今なお続く自粛ムードに、「やらないのは簡単。何ができるのかを考えていくことが大切」と前を向く。他地区の事例などを集め、サーチウォークやチェックポイントを設けたウォーキングなど、三密を避けるイベントに知恵を絞る。「皆さんの健康増進、息苦しさを少しでも軽減できる存在でありたい」と意欲を見せる。
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