4月から磯子区青少年指導員協議会の会長を務める 中山 真一さん 磯子区杉田在住 61歳
前を向き共に楽しむ
○…磯子区内145人が所属する青少年指導員協議会のかじ取りを4月から任された。子どもたちの健全育成のために、区全体や地区ごとにイベントやパトロールなどさまざまな事業に取り組む。「地域や職種を超えて、色々な人とコミュニケーションが取れて楽しい。指導員のおかげでできたつながりは財産」。「明るく、楽しく、無理なく、笑顔で」をモットーに活動に励む。
○…梅林小、浜中の出身。自治会の地区長を担った時に声をかけられ、15年前から青少年指導員を務める。「いそごこどもまつり」の出店での焼きそば作り、子どもたちの個性が輝く作品が見られる夏休みのスケッチ教室、距離や滞空時間を競って盛り上がる紙ヒコーキ大会など、これまでの思い出は尽きない。どの活動でも意識するのは「まずは自分が楽しむ」こと。「子どもたちの笑顔を見ると、こっちもワクワクする」と目を細める表情からも、活動を楽しんでいる様子が伺える。
○…趣味は読書。子どもが小さい頃はよく絵本を読み聞かせた。今でも市民図書などを活用し、時代物やミステリーなどジャンルを問わず楽しんでいる。横浜市役所職員として区役所や福祉関連の部署などを渡った後、定年前は横浜中央図書館で勤務。「館内を回ると、普段は手に取る機会がない本との出合いもあった。本に囲まれて幸せだった」と語る。
○…「今年4月までの2年で任期を終えた指導員は、本来ならもっと楽しい経験ができたはず」。自らが楽しい経験を重ねてきたからこそ、制限がある中での活動がもどかしかった。「ここ2年でできなかったことも、皆で対策をとりながら少しでも再開させたい」。前を向き、一緒に楽しんでいく。
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