4月1日付で磯子消防団長に就任した 大須賀 節夫さん 磯子区森在住 68歳
「できる理由探す」精神で
○…四分団長を3年半、副団長を半年務め4月1日から消防団長に就任。区民の安全・安心を守り災害時には団員に指令を出す職務に「重責を感じています」と襟を正す。想定を超える風水害や大地震が懸念される昨今、「自分たちの街は自分たちで守る」の精神を団員にも訴え、団を運営していく覚悟だ。
○…磯子区森出身。父親が設立したステンレスなどを加工、設置する大須賀製作所に勤務していた28歳の時に地元の先輩に誘われ消防団に。「地元で商売をしていたし、何か役にたてないかなと」。火災現場では、役目を全うすることだけを考えた。「昔は鎮火後、2〜3時間現場に留まり、水を撒きながら再燃を防ぐようなこともしていた」。団員として持ち続けた使命感は団長になっても変わらない。「団員が安全に活動できるような環境整備もしていきたい」
○…中1の時に、音楽の授業で歌をほめられて以来、音楽が趣味に。作詞作曲を手がけ、20代前半までバンド活動を行った。成人式で演奏したことは忘れられない思い出だ。時間があれば今でもギターを弾く。野球もライフワークの一つ。長男が入団した森ファイターズでは、コーチ、監督など33年間チーム運営に携わり、今でも総監督として消防団活動の合間に子どもたちを指導する。「逆に元気をもらっていますね」と笑う。
○…過去には森中のPTA会長を務めるなど地域活動は多岐にわたる。仕事、ボランティア問わず意識するのは「できる理由を探すこと」。「まずはやってみよう―。この精神ですね」。消防団では、実践的な訓練を計画し充足率100%を目指す。「緊張感をもって取り組んでいきたい」。先頭に立って団を引っ張る決意だ。
|
<PR>
|
<PR>