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港南区・栄区版 公開:2011年6月2日 エリアトップへ

港南区体育協会テニス部会の部長 大塚祥匡(よしまさ)さん 港南台在住 75歳

公開:2011年6月2日

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人を結ぶ爽快感

 ○…港南区体育協会に属し、大会や教室の開催を通じてテニスの普及振興に努めるテニス部会。主催する男子ダブルス大会は今年で20回の節目を迎える。だが、「民間テニスコートの閉鎖が全国的に相次ぎ、競技人口も減るばかり」と、テニスを取り巻く環境は決して明るくはない。それでも4月に就任した部長として、「要望にあわせて団体戦なども企画し、テニスの楽しさを広めたい」と、気持ちは前向きだ。

 ○…代々農業を営む家の長男として中学卒業後に仕事を手伝い始め、朝から晩まで汗水を流す日々。そんななか、昭和40年代に始まった横浜市南部地域の大規模開発の際、公団から土地をテニスコートに活用する提案を受ける。おりしも世間は美智子妃殿下の影響によりテニスブームの真っ只中。「地域の人に喜ばれるのなら」。農作業に明け暮れてスポーツと無縁だった生活から一転、昭和51年に「大塚テニスクラブ」のオーナーとして歩み始める。

 ○…それまで知識も関心もなかったテニス。クラブ開設後もプレーに熱中する会員達を尻目に、コートの草むしりに精を出していた。ところが、「こんなに楽しいこと何でやらないの」との誘いにラケットを握ると、その奥深さにはまった。「ストローク、ボレー、スマッシュ、1つでも多く技術を向上させたい」。40代でスポーツの喜びを知り、古希を過ぎた今も週に3回はコートに立つが、一番のお楽しみはプレーの後。「真剣勝負をした後、皆でやる一杯がうまいんです」。

 ○…技術の上達に熱心なのは日本人の勤勉さの表れと感じる。だが、今大事にしていきたいのは、スポーツを仲間と交流する手段と捉え、一汗かいた後のダンスや食事を楽しむことを目的とする欧米人のスタイル。人と人を軽やかに結ぶ爽快感がスポーツならではの魅力と強く感じるのは、農業一筋に生きた半生があるからこそ。「テニスを知って、世界が広がりました」。
 

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