港南区・栄区版 掲載号:2012年2月23日号
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「楽田の郷」の代表 北村 隆子さん 日野在住 49歳

交流で高齢者の元気支援

 ○…週に3回ほどある手工芸などの講座には沢山の高齢者が集まり、昼にはお弁当を食べながらおしゃべりを楽しんでいる。最戸にある高齢者の交流の場「楽(らく)田(だ)の郷(さと)」。会員数が60人を超えるこの施設の代表を務めて今年で5年になる。

 ○…「私たちはこれからどこにいけばいいの」。区が主催する、要介護認定を受けていない高齢者向けのデイサービス事業が予算の都合で廃止に。途方に暮れる参加者を見て「要介護者を受け入れる施設は沢山あるけど、元気な高齢者の交流の場は他にはない。やるなら今しかない」と一念発起、交流拠点づくりに着手した。場所探しが難航する中、デイサービスに参加していた櫛田輝男さん、サワ江さん夫婦が自宅の離れを提供してくれることに。楽田の郷が誕生した瞬間だった。現在は代表を務めながら、要介護の民間デイサービスでヘルパーとしても働く二足のわらじの日々だ。

 ○…最高齢の会員は93歳の女性。元気満々でいつも涙を流して笑う彼女の姿が、会員たちのお手本になっているという。会員の半分は一人暮らしの高齢者。行く所がないと閉じこもりがちになってしまうことが多いからこそ、誰でも気軽に参加できる交流拠点が大切だという。「元気でいるためには他人と接するのが一番」。淋しさや不安を持つ高齢者は多く、共通の悩みを持つ者同士はすぐに打ち解けることができる。はじめは不安そうな顔をしていた参加者が、だんだん笑顔になる様子を見るのがやりがいを感じる瞬間だ。

 ○…楽田の郷の命名の由来は楽しいの「楽」と櫛田夫婦の「田」の字から。「ラクダのようにのんびりいけたら」という思いも込めている。会員が元気に交流する姿を見ると「なくてはならない場所なんだ」と感じる。人と接することが元気につながる。そのふれあいを支援するためにも、「可能な限りは続けていきたい」といつでも扉を開いて高齢者を待っている。
 

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