野庭ショッピングセンターの会長を務める 堀部 陽介さん 日野南在住 38歳
子育て世代も集まる場に
○…昨年4月から会長を務める。約40年前、野庭団地とともに誕生した同センターには現在22テナントが加入。地域の高齢化とともにテナント数は最盛期から大きく減少してしまったが、「スーパーや銀行などがそろっていて利便性に優れている」と話す。24日に開催する餅つきイベントは自治会とも協力。ただ配るだけではなく、「子どもたちに体験して楽しんでほしい」と大小1台ずつの杵と臼を用意した。センターに元気な声を集めるのがねらいだ。
○…2007年、リサイクルショップ「グッドフォーチュン」を同センター内にオープンした。大学時代の就職活動中に『青年社長』(高杉良・著)を読み、「一から自分で立ち上げたい」と、高校時代からの友人と30歳での起業を志す。経験を積むため、卒業後は商社に入社し経理や経営企画などを担当。友人と掲げた目標通り、30歳でリサイクルショップを立ち上げ、現在は共同経営を行う。
○…かつては飲食店も数多く並んでいた同センター。イベントや会員同士の会合も近年では停滞してしまっていたが、横浜市が支援する「商店街まるごと再生支援事業」の対象第1号となったこともきっかけとなり、会合も復活した。「会員同士の意識も高まってきている」と言い、新しい活動にも意欲的だ。次のステップとして見据えるのは、子育て世代の集客。「野庭町には子育て世代も多く住んでいる。子どもが楽しめるイベントの開催や、親子が集える広場をセンター内に作れたら、幅広い世代層にも利用してもらえるはず」とアイデアは豊富だ。
○…小坪小、日野南中、日野高(現・横浜南陵高)出身。仕事後は、同級生が経営する区内のバーでお酒を楽しむこともしばしば。高校時代からの趣味であるギターを店内のイベントで演奏することもあると言い、「いつか飲食店も経営してみたい」と思い描く。前向きな発想で、地域経済活性化に若いエネルギーを注ぐ。
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