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港南区・栄区版 公開:2016年2月11日 エリアトップへ

鹿嶋神社の宮司として伝統や風習の継承に取り組んでいる 松本 小寿恵さん 港南在住 47歳

公開:2016年2月11日

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800年超の歴史 受け継ぎ

 ○…上大岡の郷土文化として続く「的射(まとい)」。2月3日に鹿嶋神社で開かれ、宮司として見守った。元禄時代から行われていたとされるが、戦時中に一時中断し、1984年ごろから地域住民たちの手で再開された。「何もないところから昔の行事を復活させることは、大変なこと」。数年前からは上大岡小学校の児童も多くの行事を手伝うようになった。「街の景色が変わっていく中でも、昔から続く風習は次世代に伝えていきたい。それを体験することで、まちに根付く人々が育つはず」

 ○…鹿嶋神社の創立は1191年。松本家は江戸時代のころに現在の港南区に移り住み、同神社をはじめ6社を代々継いできた。自身も高校生の時から手伝いをしてきたが、大学卒業後は一般企業に就職した。宮司だった父親が2012年に亡くなったことをきっかけに心を固めた。13年に神職の免許を取得し、昨年11月に宮司として本格的に神社を受け継ぐことになった。

 ○…小学5年生と中学1年生の息子の母親でもある。平日は磯子区にある保育園の園長を務め、休日や行事の際は神社の職務をこなす。その小柄な体からは想像できないパワーで日々を奔走しており、「休むのは寝るときだけ」と笑顔をみせる。「頭の中が整理される」というピアノは4歳から始め、今では忙しさから少し解放される瞬間だ。映画鑑賞や旅行など趣味は多彩だが、最近はなかなか時間を持てずにいる。「少し非現実的な世界にも憧れるけれど、人に必要とされるのは忙しくても素晴らしいこと」と頬を緩める。

 ○…幼いころ、先祖の話を聞いて育ったことを今でもよく覚えている。「神社の歴史の重みを感じる。激務なのにやっていけるのは、深い歴史に守られている気がするから」と静かに語る。「宮司は神社の代表ではあるけれど、手伝う立場。世話人会や地域の人々など、氏子のための神社として守りたい」

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