神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港南区・栄区版 公開:2016年7月14日 エリアトップへ

神奈川県薬物乱用防止指導員協議会(薬防協)の港南支部長として薬物の危険を訴える 石井 惠さん 日野南在住 73歳

公開:2016年7月14日

  • LINE
  • hatena

「立ち直れる」と信じ、見守りを

 ○…薬防協、保護司、こうなん防犯寺子屋隊と地域で多くの顔を持つ。薬防協の活動を始めたのは2005年。保護司のメンバーから声をかけられたのがきっかけだった。「やらなければと思った」。小学校の教員をしていた現役時代、児童が起こしたシンナー事件に直面した。「薬物に1度かかわってしまうと正常に戻るのは難しい。どれだけ怖いかを知り、まずは絶対に手を出してはいけないことを伝えなければ」。副支部長を経て昨年、支部長に就任した。

 ○…港南支部は12人で活動し、年に数回の街頭キャンペーンや小中学生を対象にした「薬物乱用防止教室」、自己啓発研修を行っている。「創意工夫が大好き。1つでも良いから、去年と同じ繰り返しはしたくない」。キャンペーンでは「どうしたらもっとPRできるか」と考え、中学生に参加してもらうように。「薬物に手を出してしまう一番の原因はストレス。心楽に暮らせて、1人ひとりが自分らしく生きられる社会になればいい」

 ○…大学を卒業後、横浜市の教員に。教員時代は地域の少年補導員も務め、さまざまな少年問題と向き合い続けてきた。罪を犯し、施設から出てきた少年が言った一言が忘れられない。「『先生、世の中は冷たいよ』って。彼は立ち直ろうと努めていたけれど、周囲から受け入れてもらえず苦しんでいた」。罪を犯しても、居場所と地域の支えで「立ち直れる」と信じる。「まずは楽しく生活できる場所があれば、犯罪や非行にはつながらない。そのためには大人の見守りが必要」

 ○…悩みやストレスを感じたときは、ウォーキングや三浦半島を大好きなドライブで1周するなどして、思考を整理。愛車で東北地方をひたすら走り続けたこともある。「実はスカイラインのファンで」とうれしそうに目を細め、少年のような表情。たくましいハンドリングと冒険心で、アクセルを踏む。

港南区・栄区版の人物風土記最新6

村田 浩一さん

25周年を迎えたよこはま動物園ズーラシアの園長を務める

村田 浩一さん

横浜市在勤 71歳

5月2日

加藤 正基さん

栄消防団長に就任した

加藤 正基さん

栄区長尾台町在住 64歳

4月25日

松永 朋美さん

4月1日付で栄区長に就任した

松永 朋美さん

旭区在住 54歳

4月18日

浅原 誠治さん

4月1日にオープンした多目的アリーナ「横浜BUNTAI」の館長に就任した

浅原 誠治さん

中区在勤 52歳

4月11日

大窪 太郎さん

3月19日付で栄警察署長に就任した

大窪 太郎さん

鎌倉市在住 54歳

4月4日

竹内 一郎さん

能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

横浜市立大学附属病院勤務 51歳

3月28日

京急百貨店

かみおおおかG.w.フェスティバル

https://www.keikyu-depart.com/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

港南区・栄区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

港南区・栄区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook