神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港南区・栄区版 公開:2016年10月27日 エリアトップへ

絵本作品「うさぎのさとうくん」がNPO主催の幻燈会で紹介される 相野谷(あいのや) 由起(ゆき)さん 南区在住 絵本作家

公開:2016年10月27日

  • X
  • LINE
  • hatena
相野谷(あいのや) 由起(ゆき)さん

「想像力は生きる力」

 ○…幼いころから下永谷で育ち、港南区、栄区で学んだ。幻燈会で作品が紹介されることは何度かあるが、地元開催は特別な思いがある。「同じ地域で生まれ育った子どもたちと、私の根っこにある子ども時代の感じ方を共有できるかもしれない。作品を知ってもらえるのも嬉しい」。幻燈会ではほの暗い室内にスライド映写機で原画に近い色や質感を映し出し、非日常的な時間を楽しめるという。 

 ○…子どものころから絵を描くのが好きで、「将来は絵を描く仕事がしたい」と漠然と思っていた。絵本作家という職業を知ったのは中学生のとき。友人から薦められたことがきっかけだった。多摩美術大学に進学し、在学中から公募展に出展。卒業後はアルバイトをしながら、イラストレーターの仕事をして生計を立ててきた。「絵も文章も、自分で世界をまるごと作れる」という絵本作家の夢を諦めず、公募展に出展し続けた。30歳のとき、公募展で佳作を受賞した作品が幼児雑誌の編集者の目に留まり、「うみへいったひ」でデビューを果たした。

 ○…「絵本制作では文章は添え物」と考える。言葉を最小限にして、頭に浮かんだ描きたい場面から描くという。代表作「うさぎのさとうくん」の読者対象は幼児だが、作品を気に入る多くは保護者。「ファンタジーでゆったりとしたさとうくんの日常から、子どもの頃に持っていたものを思い出してホッとするのかも」と想像する。「起承転結はなく、さとうくんが今を楽しんでいるお話。早く目的地に着くことばかりを考えるのではなくて、歩くことそのものを楽しめたらいい」

 ○…子どものころ、母親が寝る前に文学集を読み聞かせてくれた。絵のない文章から情景を想像するのが楽しかった。「想像力は生きる力だと思う。子どもも大人も持っていれば、大変なことも乗り越えられるはず。大切にしてほしい」。絵本を通じ、味わいある生き方を表現していく。

横浜で創業101年。老舗茶舗「栗田園」

自治会町内会の方へ。敬老の日ギフト箱入り特上茶864円~。サンプル希望は▶☎0120・648・448

https://kurita-en.com/

<PR>

港南区・栄区版の人物風土記最新6

硲野(はざの) 重喜さん

上郷あじさいの丘を管理する「栄区『紫陽花の会』」で会長を務める

硲野(はざの) 重喜さん

野七里在住 83歳

6月19日

畑中 隆爾(りゅうじ)さん

神奈川県弁護士会の会長を務める

畑中 隆爾(りゅうじ)さん

中区日本大通在勤 57歳

6月12日

高橋 由美子さん

第60回神奈川県看護賞を受賞した

高橋 由美子さん

下永谷在勤 67歳

6月5日

永井 嵩久さん

5月31日から6月2日まで行われる第44回横浜開港祭の協議会実行委員長を務める

永井 嵩久さん

中区在勤 36歳

5月29日

中村 恵介さん

ジャズトランぺッターとして、長年活躍している

中村 恵介さん

港南台出身 47歳

5月22日

浜 ゆたかさん(本名 湯山豊彦さん)

ムード歌謡歌手として活動20年を迎えた

浜 ゆたかさん(本名 湯山豊彦さん)

栄区小菅ケ谷在住 69歳

5月15日

小学生と関わる仕事をしてみませんか?

小学校内及び民間施設等の職場で、放課後の子どもたちの学習支援や遊びを行います。

https://www.city.yokohama.lg.jp/kosodate-kyoiku/hokago/houkago-jinzai.html

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

港南区・栄区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2025年6月21日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Facebook