大和市は2日、市内に生育する「シンボルツリー」69本をノミネート樹木として、市民から人気投票を募る取り組みを始めた。7月31日まで投票を募り、部門別に「名誉の木」として表彰する。
投票対象となるノミネート樹木は「個人の部」19本、「社寺仏閣の部」15本、「公共の部」35本の計69本。いずれも平成7年に当時の大和市みどりのまちづくり振興財団が「シンボルツリー100選」に選定した樹木で、現存しているもの。ほかにも市指定の天然記念物の樹木が4本あるが、投票対象にはなっていない。
69本の樹木はパネル写真に収められ、7月31日まで市内の公共施設を巡回する。各会場に備え付けられる投票用紙で来場者に投票してもらうほか、ファックスや郵送、市のホームページでも投票を受け付ける。
「名誉の木」は、9月に市のホームページ上で発表される。
各部門から最優秀賞、優秀賞、特別賞を選び、樹木の所有者に記念の賞状を贈るほか、受賞樹木には記念プレートを設置するという。
巡回展の日程は次の通り。▽6月2日〜8日/大和市役所1階ロビー、▽6月10〜14日/渋谷学習センター、▽6月21〜28日/つきみ野学習センター、▽7月1〜14日/グリーンアップセンター、▽7月16〜31日(日)/しらかしのいえ-。
記者の”め”
投票の対象となる「シンボルツリー100選」の樹木69本は、平成7年に、旧大和市みどりのまちづくり振興財団(平成5年〜18年)が選定したもの。この財団は、平成18年に大和市スポーツ・よか・みどり財団として統合された。
当時の財団がなぜ、どんな方法で100本の樹木を選定したかは不明で、16年後の今、現存している樹木は73本まで減った。
「名誉の木」の選定事業を担当する、市みどり公園課では、過去の産物ともいえる「シンボルツリー」に再び焦点をあてることで、樹木の保存にはずみをつけ新たな保存すべき樹木の開拓に意欲を示している。
ちなみに、16年前のシンボルツリー選定の仕事が市の委託事業か、当時の財団の自主事業かは謎のまま。
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