7月1日に新施設がオープンした引地川公園ゆとりの森(大和市福田)にこのほど、吉報が舞い込んだ―。
芝の傷みが激しく、補修や人工芝化が課題となっていた同公園内の広さ約1万2千平方メートルの芝生グラウンド全面分の芝生を、公益財団法人日本サッカー協会(JFA)が大和市に無償提供することがこのほど決まった。
7月8日には、このグラウンドを使用している大和市サッカー協会所属の指導者と小学生ら約170人が、苗の植え付け作業を行う。
JFAから大和市に提供される芝生は、今年5月初旬から専用のポットで育てられた「ティフトン419」と呼ばれる品種。摩擦などにも強く、管理も比較的容易で、田植えの要領で50cm間隔に苗を植えると、およそ2カ月で一面緑の芝生に育つという。
JFAでは、このポット苗70万株を全国各地に無償提供する社会貢献活動に取り組んでいる。
今年度分は、昨年末から2月にかけて応募を受け付けた。これを大和市サッカー協会の役員が大和市に提案し、提案を受けた大和市スポーツ課が庁内調整を経て応募した。
今年4月に1万2千平方メートル分にあたる約5万株の無償提供が決まり、8日の植え替えが実現した。
市スポーツ課の担当者は「同様の整備には約300万円程度はかかるのではないか。無償提供は大変ありがたいことで、今年の秋には一面緑の芝生でスポーツを楽しんでもらえるようになる」と話している。
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