大和市が事実上の廃止方針を示している「緑野青空子ども広場ツリーガーデン」が、一部遊具を撤去して存続される公算が大きくなった。7月8日に大和市が開いた協働事業の提案意見交換会で、市と地元の管理運営委員会が新たな協働事業として存続させる方針が明らかになった。
会場で市が配布した資料によると双方が6月25日から4回にわたり話し合いの場を設け、7月3日までに調整事項などを合意した。
新たなツリーガーデンは、危険度の高い遊具を撤去したうえで開催日のみ設置する遊具を子どもたちに提供する。さらに敷地内の畑で収穫した野菜を使うイベントなどを催すなどして「子どもたちに刺激や挑戦の体験を提供していく」方針。 現場の安全管理は引き続き管理運営委員会が担い、ブランコやターザンロープなどの遊具で遊べる日を土・日・祝日に限定して運営する、としている。
今年の夏休み前にデッキなどを撤去し、存続を求め署名活動を行う人たちには管理運営委員会が理解を求めることなど、7項目についても双方が合意している。
管理運営委員会では「遊具撤去は苦渋の決断だが遊び場確保を最優先とした結果」とし、市は「詳細については協議中のためコメントできない」としている。 この事業は8月31日に庁内で事業決定され、市長査定を経て新年度予算案に関連事業費が盛り込まれる。市議会がこの予算案を議決して事業が実施される。
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