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大和版 公開:2013年1月1日 エリアトップへ

2013新春 市長インタビュー 人・まち・社会の健康 さらに前進へ

政治

公開:2013年1月1日

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□大和市 大木哲市長/1948(昭和23)年生まれ。歯科医。46歳で横浜市青葉区から神奈川県議会議員に初当選。3期12年務めた。2007(平成19)年の大和市長選挙に出馬して初当選して大和市第14代目の市長に就任。2011(平成23)年の市長選挙で再選。現在2期目。
□大和市 大木哲市長/1948(昭和23)年生まれ。歯科医。46歳で横浜市青葉区から神奈川県議会議員に初当選。3期12年務めた。2007(平成19)年の大和市長選挙に出馬して初当選して大和市第14代目の市長に就任。2011(平成23)年の市長選挙で再選。現在2期目。

 2013(平成25)年がスタートした。昨年は、東日本大震災を受けた遠方自治体との防災協定締結や大規模な帰宅困難者対策訓練などの防災対策を積極展開し、守備を固めた大和市。人・まち・社会の健康を標榜する大木市長に話を聞いた。 

 ―新年、あけましておめでとうございます。まずは昨年1年間を振り返ってください。

 「新年あけましておめでとうございます。まずは市の財政状況について述べさせていただきます。昨年度決算では、平成18年度と比べ借金が100億円以上減少し、貯金は約15億円増加しました。さらに、病院決算が21年ぶりの黒字となるなど、これまでの努力が結実したものと捉えています。また、ローザンヌ国際バレエコンクールで1位入賞の菅井円加さんや銀メダルに輝いたロンドン五輪女子サッカー、7月にオープンした「ゆとりの森」のにぎわい、2校の小学校が読書活動で文部科学大臣賞を受賞したことなど、うれしいことも多くありました」

選挙は民意反映

 ―年末の衆議院総選挙はどうとらえていますか。

 「選挙以上に民意を反映しているものはないと思っています。政権与党は今回の選挙結果を重く受け止めて、さまざまな課題の解決に向けて、汗を流していただきたいと思います」

3つの健康づくり

 ―新年度に向けた取り組みたい施策などは。

 「市長に就任して以来、『健康創都市やまと』を目指して、『人』『まち』『社会』の3つの健康づくりに力を注いでまいりました。新年度では『人の健康』として、待機児童の解消に向けた新たな民間保育所の建設支援など、『まちの健康』では、大規模災害時の火災対策として、道路上に設置されている消火栓に直結して放水できるスタンドパイプの整備など、『社会の健康』では、引き続き女子サッカーといえば大和市、といわれるまちを目指すことなどをはじめ、今後も幅広い取り組みを進めてまいります」

防災対策さらに

 ―新年度の財政の見通しはいかがでしょうか。

 「景気の先行きは、不透明な状況で、他都市と同様に税収は伸び悩む見込みです。一方、歳出面では、扶助費などの増加が見込まれる中、引き続き防災対策も進めていく必要があり、本市の財政運営としても、依然として厳しい状況であります。今後も、歳入の確保に努めるとともに、より優先度の高い事業へ財源を重点的に配分してまいります」

経済の課題は

 ―昨年春にアンテナショップ「とれたて大和」の経営が民間に移され、半年余りで閉店しました。税収にも直結する地域経済の振興についてどのような課題があるとお考えでしょうか。

 「リーマンショック以降、欧州の金融危機、東日本大震災、長引く円高などが影響し、依然として改善しない経済状況が大きな課題です。また、少子高齢化への対応も課題のひとつと捉えています。生産年齢人口の変化や社会保障費の増大など社会状況が変化している中で閉塞状況を打開するためには、将来を見据えた対応が必要と考えています」

第4地区複合施設

 ―芸術文化ホール、図書館などを整備する大和駅東側第4地区への公益施設整備の今後の課題とスケジュールは。

 「大和の文化、交流の拠点として、多くの方に利用していただけるよう今までの公共施設にはない魅力を持った施設にしたいと考えています。そのための設計や運営について、現在検討を進めています。再開発事業であり、実現には権利者の方々の協力が欠かせません。心待ちにしている多くの市民の方もいらっしゃいますので本年中には工事を始め、一日も早い完成を目指したいと思いますが、最終的には議会の同意を得てからになります」

普及する読書

 ―市長は、就任以来、子どもの読書活動推進に力を注いできました。成果などをお聞かせください。

 「これまで、乳幼児へのやまとブックスタート事業、全小学校の図書館リニューアルや全小中学校への司書の配置などに力を入れてきました。こうしたことにより、学校では子どもたちの読書量や図書室の利用が大幅に増え、その結果、昨年度の桜丘小に続き今年度も林間小と南林間小の2校が『子どもの読書活動優秀実践校』として文部科学大臣表彰を受賞しました。とりわけ今年度は、県内小学校で表彰されたのは本市の2校だけという輝かしい結果でした。今後は地域、関係団体の協力をいただき、家庭での読書、いわゆる家読の推進を図ってまいります」

地域スポーツクラブ

 ―大和市はスポーツ振興に力を入れています。行政の支援には市内の様々なスポーツ関係者が期待を寄せていると思います。その期待にどう応えますか。

 「スポーツ推進施策としては、各種スポーツ団体をはじめ、地域住民との連携を深めながら、誰もが身近なところで気楽にスポーツを楽しむことが出来る環境を整えた『総合型地域スポーツクラブ』の創設に向けて取り組んでまいります。

また、より多くの市民の皆さんがスポーツに触れる機会を設けるために、スポーツ施設の新設や既存施設の改修など、安全で快適な環境を整えてまいります」

抱負を表す漢字「気」

 ―最後に、新年にあたり市民にメッセージをお願いします。

 「今年の抱負を表す漢字として『気』を挙げたいと思います。元気、やる気、本気、勇気など前向きな力を感じます。そうした気持ちを市民の皆さんと共有でき「健康創造都市 やまと」の実現に一歩でも近づけるよう取り組んでまいります。

 本年もどうぞよろしくお願いいたします。」
 

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