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大和版 公開:2013年3月8日 エリアトップへ

大和市消防地震体験車 年間1万人が利用 導入から1年、19種類の揺れを出前

社会

公開:2013年3月8日

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大和市消防では3代目となる「地震体験車」。車両の右側面には「消防士ヤマトン」、左側面には東北沖太平洋地震の地震波のイラストが描かれている。
大和市消防では3代目となる「地震体験車」。車両の右側面には「消防士ヤマトン」、左側面には東北沖太平洋地震の地震波のイラストが描かれている。

 大和市消防本部が昨年3月に導入した「地震体験車」の利用者数がこのほど9800人を超え、今月中にも1万人に達する見通しであることがこのほど分かった。

 市の「地震体験車」は、3トントラックに電気式の起震装置を搭載した特別注文の車両で、1985(昭和60)年度に初めて導入した起震車「なまず号」から数えて3代目となる。

 阪神淡路大震災後の1996(平成8)年度に導入し、最大で年間5800人が利用した2代目の起震車は、排ガス規制の強化で2006(平成18)年度に廃車となり、翌年からの3年間は車両が更新されることがなかった。

 こうしたなか2011(平成23)年度の予算に防衛省の交付金を活用した車両購入費2100万円(補助率98%)が計上され、車両復活にめどがたった。

 折しもこの費用が含まれた予算案が市議会で審議され、議決された日が2年前の3月11日だった。

 2012年3月に納車された「地震体験車」は、1923(大正12)年の「関東地震」(関東大震災)や2011年の「東北太平洋沖地震」(東日本大震災)の揺れなど8種類の地震が忠実に再現できるほか、「東海地震」など5つの想定地震、緊急地震速報と連動した6種類の揺れなど計19種類が起震できる高機能車両。

 導入から1年間で自治会や企業、学校などから96回の申し込みがあり、雨などで中止した12回を除き84回、約9800人に地震体験を提供した。今週末以降も予約があることから、3月末には利用者が1万人を超える見通しだという。

 車両の導入に関わり体験の案内役も務める消防士の塚田亨太さん(34)は「安全を前提に細部にまでこだわって導入した地震体験車。これからも多くの市民の皆さまに利用して頂けるよう各種イベントなどにも積極的に出向いていきたい」としている。

 体験の問い合わせは大和市消防本部管理課/【電話】046・260・5779へ。
 

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