千本桜商店会(福田・篠崎晴美会長)が6月21日、空き店舗等に賑わい拠点を設置し「未病を改善する」県の取り組みの支援対象に選ばれた。県内で今回選ばれたのは5件で、県央地区からは同商店会が唯一となる。今後は運営面などで地元の自治会などと連携しながら、商店街を含む地域の活性化をめざす。
今回、千本桜商店会が選ばれた事業は、地域商業の活性化を図るため、商店街などが空き店舗を活用してコミュニティカフェなどの賑わい拠点を設置し、「未病を改善する」取り組みを行う際、県が改装費などの補助を行うというもの。
高齢者など地域の人が集える場所を商店街の中に設置することで、高齢者にとっては外出するきっかけになるほか、地域の高齢者同士やさまざまな世代の住民との交流促進をめざす。また、拠点を中心とした人の流れができることによる商店街の活性化なども目的としている。
今回、支援事業に採択されたのは5件。横浜市、横須賀市でそれぞれ2件が選ばれており、県央地区では、千本桜商店会が選ばれた。
地元自治会と連携
商店会では、地元の千本桜自治会(美野竹弘会長)と連携。昨年11月から商店街内の空き店舗で高齢者ふれあい見守り事業「夢生き生きふれあいサロン・せんぼんざくら(仮称)」を設置し、暫定的に運営を行っている。
拠点は自治会のボランティアスタッフなどが運営をサポートしており、平日の午前10時から午後4時まで開設。自治会員が描いた絵画の展示や無料体操教室、公園の健康器具の使い方講習などが行われている。現在、1日平均で15人ほどが利用しており、その数は増加傾向にあるという。
商店会と自治会などで組織される運営委員会では、今回の支援などを活用して拠点内設備の整備などを進める予定。委員会では「いつでも誰でも気軽に楽しめる場所を作っていきたい」と話しており、今後は本格的な拠点の稼働をめざし、個人や企業への寄付なども呼びかけていくという。
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