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大和版 公開:2016年7月8日 エリアトップへ

乳幼児の救命法学ぶ 市内初 消防本部で講習会

社会

公開:2016年7月8日

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乳児の人形で心肺蘇生法を実践する参加者
乳児の人形で心肺蘇生法を実践する参加者

 大和市消防本部(萩野谷公一消防長)は7月1日、小児・乳児に行う心肺蘇生法・自動体外式除細動器(AED)の講習会を実施した。同市で小児・乳児を想定した救命講習会が開催されるのは初。参加者は、成人とは異なる小児・乳児ならではのポイントを学んだ。

市民の声受け開催

 市消防本部はこれまで、成人が救命対象のAED講習会などを継続的に行ってきた。しかし、子どもを持つ保護者などから「小さい子への救命法を知りたい」という声が上がり、今回の初開催に至った。今年度は3回行う予定だが、既に次回(10月)は満員で、日程の追加も決定している。

 この講習会が、これほどまで人気となった背景の一つに、保育体制の充実が挙げられる。乳幼児を持つ母親も参加しやすくするため、当日会場では保育のサービスを実施。参加者16人のうち2人が子どもを預けて講習を受けた。

「思った以上に力必要」

 講習は3時間にわたって行われた。前半は座学の講義で、心肺蘇生法の手順、AEDの扱い方、異物除去、止血法を学んだ。その後、講義を振り返りつつ、訓練用の小児・乳児の人形を使って実習を行った。

 実習が始まると、参加者が「これを1人でやるのは大変」とこぼす場面もみられた。特に乳児については、心肺蘇生法の胸骨圧迫(心臓マッサージ)を手のひら全体ではなく指3本で行うため、「思った以上に力が必要で指が痛い。同じペースでできるか不安」という声も。また爪を立てると、乳児の皮膚が傷ついてしまうため、力の加減にも難しさを感じていたようだ。

 またAEDの取り扱いでは、親ならではの注意点がある。それは、電気ショックを与えるときに十分に子どもから離れるということ。「愛する我が子でも、電気ショックをするときに触れていると危険です」と講師は呼びかけていた。

保護者以外の参加も

 講習会には、小さい子を持つ保護者ではない人も参加。保育園で勤務しているという女性は「乳幼児への救命に必要なポイントを学べた。今日の経験を生かして業務に役立てていきたい」と感想を述べた。

 講習を担当した消防本部救急救命課の門倉寛文氏によると、受講対象に制限は設けていないという。「小さい子を持つ親だけでなく、保育の仕事をしている人や、小さいお孫さんがいる祖父母世代の参加も可能です」と話した。

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