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佐藤翔悟さん(下鶴間 在住)が技能五輪に 建築大工の部に出場

文化

掲載号:2017年11月17日号

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本番に向け技術向上に余念がない佐藤さん
本番に向け技術向上に余念がない佐藤さん

 綾瀬市の平本建築に勤める佐藤翔悟さん(22・下鶴間在住)が、栃木県で開催される「第55回技能五輪全国大会」の建築大工の部に出場する。図面作成から材料加工、組み上げまで全ての工程を手作業で行う「昔ながらの大工仕事」の技術を当日までに少しでも熟達させるため、練習に励んでいる。

 技能五輪は、青年技能者の日本一を目指す大会。次代を担う若者に目標を与え育成することを目的に、厚労省と中央職業能力開発協会が主催している。今年は栃木県を会場に、様々な分野で技術を競い合う。

 佐藤さんは、祖父から続く大工の家系。子どもの頃から祖父や父の仕事に触れ、自分も自然と大工を目指した。

 普通科高校卒業後、父親が外注仕事を請け負う平本建築に入社する。1年が経った頃、「もっとしっかり学びたい」と働きながら職業訓練校に通い始めた。

 校内で行われている技能大会に1年生の頃から出場していた佐藤さん。過去に優勝経験を持ち、3年生の今年も優勝したのがきっかけで県代表として技能五輪に出場することになった。

全てを自分の糧に

 建築大工の部では、決められた課題を1坪ほどの作業スペースの中で作製する。初日7時間、2日目5時間の限られた時間の中で図面を引き、木材を削り、21個のパーツを正確に組み上げる技術力と作業スピードが求められる。

 昨今の現場では図面はコンピュータが計算し、作業も機械を使うことがほとんど。競技はこれらを使わず図面を手で起こし、カンナやノミ、ノコギリ、カナヅチなど「手仕事」で丁寧に仕上げなければならない。

 大会本番に向け、仕事の合間を縫っては端材で練習に励む佐藤さん。時には午後9〜10時頃まで没頭していることもあるという。「作る作業が好きなので、苦ではない。機械作業も昔ながらの道具も、基本は一緒。ここで『できた』という自信は、普段の仕事でも必ず役に立ちます」と話す。

 大工の部は栃木県那須塩原市にある「にしなすの運動公園」で開催される。11月24日に開会式が行われ、25日、26日の2日間に渡り競技が実施される。

 「県の代表を背負っているという重みは感じますし、出るからには結果を出さないと、とは思いますが一番は自分の仕事をしっかりやること。普段の練習の成果と全力を出し切り、その上で入賞ができたら」と、意気込みを語った。
 

練習で作った課題
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