小田原アリーナで行われた第23回神奈川県高等学校バレーボール選手権大会で、県立大和南高校女子バレー部が2年連続9回目の優勝を飾り、14度目となる「春高バレー(第70回全日本バレーボール高等学校選手権大会)」出場を決めた。
負けなしで県4冠達成
2回戦から登場し、順当に勝ち上がった大和南高。勝てば上位2校に与えられる「春高切符」を手にできる準決勝の星槎国際湘南高戦を快勝。序盤でつまづき、先行され、苦戦を強いられた前日の横浜隼人高戦の反省を活かし、難なく14度目の「春高」出場を決めた。
一転して伊勢原高との決勝戦は、「春高を決めた」という安心感が、チームの動きを鈍くする。プレッシャーから解放されたチームは、またしても相手に先行される苦しい展開を強いられる。
キャプテンの佐藤未羽さん(3年)は、新チームになった時、「新人戦」「国体予選」「インターハイ予選」「春高予選」すべて優勝の”4冠”を目標に掲げた。入学以来果たせていない目標が目の前に迫ったにも関わらず、もどかしい試合展開。井上和昭監督がたまらずタイムアウトを取った。
監督をセンターコートに
「何してんだぁ!」
試合中、どんなに悪い時でも怒らず、選手を激励する井上監督から大叱責が飛んだ。「本当に怒っていて、目が覚めた」(佐藤さん)。
1セット目を逆転で取るとそのままストレートで勝利。終わってみれば1セットも落とさない完全優勝で目標の4冠を達成した。
「井上監督をセンターコートに連れて行きたい」
「春高」でのチームの目標は決まっている。1月4日から東京体育館で始まる春高バレー。センターコートに立てるのは上位4校のみ。厳しい戦いを制した大和南が、目標のため、全国の猛者に果敢に挑戦する。
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