日本女子サッカーリーグ「なでしこリーグ」が18日に開幕した。2部に所属する大和シルフィードは、アウェイで日体大FIELDSと対戦。1対1で引き分け、勝ち点1を上げた。
対戦相手の日体大は、大学生とはいえ、昨シーズンなでしこ1部で戦い、今シーズンも1部経験者を数多く揃える強豪。DF・No.4岸みのり選手をキャプテンに据えた新生シルフィードは、エースFW・No.11堀良江選手と今シーズン新加入の172cmの長身FW・No.5小針舞夏選手が2トップを組む新スタイルで臨んだ。
4か月遅れの開幕を祝福するかのように、連日降り続いた雨も止み、午後3時にキックオフ。シルフィードは、左サイドを中心に果敢に攻撃を仕掛けていくが、数少ない決定機を決めきれず、前半は0対0のままハーフタイムに。
後半23分。シルフィードに待望の先制点が生まれる。セットプレーからDF・No.17西山春香選手のヘディングシュートが相手選手にあたってそのままゴールに吸い込まれる(記録はオウンゴール)。2年連続開幕戦勝利に向け、勢いづく。
しかしゴール直後の飲水タイムを挟み、日体大が怒涛の攻撃。パスをつながれたシルフィードは一瞬の隙を突かれ、同点ゴールを許してしまう。終盤は蒸し暑さが、選手の体力を徐々に奪っていく中、選手交代を上手に使い、守備を厚くし、引分けに持ち込んだ。
無観客試合でホーム開幕戦
第2節は明後日26日(日)、大和なでしこスタジアムで午前11時キックオフ。FC十文字VENTUSを迎え、ホーム開幕戦となる。FC十文字は、昨年プレナスチャレンジリーグを優勝し、今年から2部に昇格したチーム。2017、18年シーズンはチャレンジリーグで2部昇格を争った。2年間の対戦成績は4勝3分け1敗と分のいい相手。今度はシルフィードが、1年間2部でもまれた「格上」の力を見せつけ、ホームで今シーズン初勝利を飾りたいところ。
なお第2節も無観客試合となる。試合の模様はなでしこリーグ動画サイトで放送の予定。
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