大和市少年消防団の卒団式と入団式が4月24日、やまと芸術文化ホールで開かれ、団員や保護者、関係者らおよそ300人が参加した。市消防本部(板鼻一弘消防長)によると、今年度は12人が卒団し、30人の団員が新たに加わった。
式典は、大木哲市長や小菅実市消防団長ら多くの来賓が駆け付けるなか行われ、卒団生への修了証の授与や団旗の引継ぎ式などが行われた。小学生29人・中学生1人の新入団生の紹介もあり、会場からは決意を新たにした団員一人ひとりに温かい拍手が送られた。
市少年消防団は1993年、災害時に地域社会で活躍できる人材の育成を目的として発足した。当初は市内在住の小学4〜6年生が対象だったが、17年からは中学3年生まで拡大。発足から30年目を迎える今年度は、124人が在籍する。
規律訓練や救助、避難所体験訓練のほか、火災予防の啓発、県消防学校での消防教育など活動は多岐にわたり、昨年度の活動は式典でも映像で紹介された。
慢性的な消防団員不足が全国的な課題となる中、市少年消防団の取り組みは地域防災の一翼を担う。市少年消防団運営委員会の山崎潤一会長は「次の30年も災害時のリーダーが多く生まれれば」と期待している。
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