議会報告 超高齢化で急増する抗がん剤のリスク 大和市議会議員 石田ゆたか
抗がん剤は発がん性や遺伝子異常などを引き起こす猛毒で、医療機関では無用に抗がん剤に触れないよう厳しく管理されている。
しかし投薬した後の患者から出る排せつ物などに含まれる抗がん剤は患者任せの状態。これでは不特定多数が利用するトイレや患者の自宅等で医療従事者や患者の家族、一般市民が抗がん剤の猛毒に晒される。
そのため、市立病院が曝露の注意を促すパンフレットを配布している。その中に抗がん剤の点滴後、排せつ物等に抗がん剤が残るとしながら、「手についたり触れてしまったとしても害を及ぼすことはありません」とある。「触れても害はない」とする根拠を6月議会で質問。市立病院は「曝露対策合同ガイドラインに基づいている」と答弁した。
そこでガイドラインを確認したが根拠となる記述はなく、9月議会で事実とは真逆の記載は改めるべきと、根拠なく触れても害はないとする記述の削除を求め質問。病院側はガイドラインに記載されてないことを認め、安全性の根拠をなにも示さず削除しないと答弁。再質問で不安を取り除くことの方が事実と異なる文章を書くより重要と捉えているのか質問。議長が市側に質問の要旨が伝わっていないとし、答弁を求めないとした。
議会のあり方自体に問題があると指摘し、病院側に後日書面での回答を求めた。
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