政府の要請により3月2日から公立の小中学校で一斉臨時休業を決めた大和市は、小学校の放課後児童クラブの支援員170人に加え、補助支援員を146人増員。通常、放課後のみの受け入れを、土曜や夏季休暇と同様、朝8時から受け入れて対応した。
増員した補助支援員は、放課後寺子屋やまとの学習支援員や放課後こども教室の学習アドバイザーなど。一斉休業期間は、316人体制で対応する。一斉休校初日の2日には、市内25の児童クラブに795人の児童が集まった。
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林間小の「林間児童クラブ」では、時間の拡大に伴い支援員を1日16人に増やし対応。児童らは自宅での検温を必須とし、体温が37度以上の場合は受け入れをしない。支援員は子どもにマスク着用を促し、児童同士で近づきすぎないよう呼びかけた。
同クラブでは読書や勉強などをしながら過ごしているが、4日からは、通常使用できない体育館の使用許可が下り、少人数に分け運動ができるようになった。支援員は「子どもたちは1日中じっとしていると、フラストレーションもたまる。1時間でも運動することで気分転換になる」と話した。
支援員が特に気を遣っていたのが昼食時。手洗い指導を徹底し、指導員が一人ずつ消毒液を手にかけていた。また普段は机を向かい合わせにしているところを一方向に揃え、接触を最小限にしながら食事をとっていた。
なお、市では放課後児童クラブに入会していない保護者に対し、各学校及び教育委員会指導室に相談窓口を設置。自宅待機が困難な児童については各学校で預かることも可能で、2日は市内で1人の預かりがあった。相談先は各学校または教育委員会指導室【電話】046・260・5210。
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