意見広告 「お疲れ様」の挨拶言い換えてみると… 大和市議会議員 小田 博士
「お疲れ様でした」。これは日常的な挨拶の表現です。目上の人にも使うことができます。ですが、幸福学の第一人者、前野隆司慶應義塾大学大学院教授は、著書『幸せのメカニズム』(講談社現代新書)で「『私達は疲れている』というメッセージを互いの脳に刷り込もうという企みです。こんな挨拶、いりません」と指摘しています。
本来は「頑張りましたね」という労いのはずですが、その気はなくてもマイナスの気が入ってしまうのかもしれません。
英語で「ハウアーユー?」「ファイン、サンキュー」という定型表現があります。「調子どうですか?」との問いに「良いですよ」と返答します。何となく気分が前向きになりそうです。
私は仕事柄、駅に立ってご挨拶することがあります。以前は「今日も朝早くからお疲れ様です」と何気なく声をかけていました。最近は「今日も素晴らしい一日にして参りましょう」と言い換えていますが、反応が良くなった気がします。
行政のこども政策では「子育て負担の軽減」という言葉がよく使われます。ですが、子育てを「負担」というマイナスな言葉で捉えない方が良いでしょうし、「子育て支援の拡充」とした方が建設的です。
古来、我が国には「言霊」という言い伝えがあります。マイナスからプラス、ネガティブからポジティブに言葉をちょっと言い換えるだけで、プラス志向になることができそうです。
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