大和市は4月11日、「70歳代を高齢者と言わない都市 やまと」を宣言した。2009年の「健康都市」、14年の「60歳代を高齢者と言わない都市」、16年の「認知症1万人時代に備えるまち」に続くもの。近年、「人生100年時代」と言われ始めているなか、宣言をすることで70歳代の人たちの健康寿命の延伸や生涯現役意識を高めたいという思いが込められている。
宣言セレモニーは、木村賢一市議会議長をはじめ、自治会連絡協議会、社会福祉協議会などの代表者らが見守るなか、文化創造拠点シリウス4階の健康テラスで行われた。
式典で大木哲市長(69)は「この世代の方に対してポジティブなメッセージを送ることで、健康寿命を延伸し、生涯現役意識を高め、いつまでも生き生きと活躍していただくことを願っています」と語った後、宣言文を読み上げた。
宣言では、「人生100年時代」を迎える超高齢社会の到来を見据え、65歳以上を高齢者とする固定観念を変えていくことが必要と定義。70歳代の人たちが、個々の意欲や能力に応じて、いつまでも生き生きと活躍してもらうためのものであるとしている。
「60歳代」から引上げ
市では4年前に「60歳代を高齢者と言わない」宣言を行っており、今回それを10歳引き上げた形となる。これについて市は、「時代の変化に合わせて発展させ、新たに宣言した」としている。
今回の宣言による、法律や条例、社会保障制度などでの「高齢者」の定義や対象者、運用などの変更はなく、支援や助成などはこれまでと変わりなく受けられる。
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