大和市議会第3回定例会が8月28日から始まった。1億1177万円の一般会計補正予算案のほか、2017年度の一般・特別・事業各会計の決算認定などが上程されており、9月25日(火)までの日程で審査などが行われる。
29日間の会期で行われている今定例会には、36議案が上程されている。
一般会計の補正予算案では、1億1177万円の歳出を追加した。
主な内容としては、年々増加傾向にある振り込め詐欺防止対策の強化として、70歳以上の市民が録音機能の付いた電話機などを購入する際に補助金を交付する事業や、大和圃場跡地に整備が進んでいる公園に防災備蓄倉庫を設置する事業、新しい用途で使用される林間学習センターの改修工事事業などとなっている。
「早期の事業着手に向け」
また、都市計画道路福田相模原線(福田地区)道路整備事業の設計業務委託経費として、2476万を盛り込んだ。
この道路は、相模原市から藤沢市までを結び、市を南北に縦断することから、重要な基幹道路に位置づけられている。また、小田急江ノ島線を挟んで国道467号線と並行しており、交通の分散化や災害時などの緊急輸送路などとしても重要視されている。
現在、同線は、東海道新幹線の線路上に架かる原福田跨線橋付近までが開通し、通行可能になっている。
跨線橋から南へ、引地川を越えて藤沢市との市境まで延びる事業区間については、地形の高低差が大きいことから高架方式を採用することが決定。地元自治会や関係団体などとの意見交換会や協議等を経て今年7月、具体的な高架区間の範囲が決まったことから、早期の事業着手に向け今回の補正予算案に、設計業務委託費が計上された。
今回の委託では、都市計画の変更や事業認可取得に向け、橋梁や盛土部の擁壁などといった道路構造物の形式決定や事業用地の範囲設定が行われる。その後は、21年度に事業認可を取得し、着手予定となっている。
一般質問は9月14、18、19日
第3回定例会の日程は、30日に環境建設常任委員会が行われており、31日(金)に文教市民経済、9月3日(月)厚生、4日(火)総務の各常任員会、5日(水)に基地対策特別委員会が開催され、それぞれ本会議で付託された案件の審査を行う。
一般質問は9月14日(金)から始まり、18日(火)、19日(水)までの3日間となる。
会期末となる9月25日(火)の本会議で質疑と討論、採決が行われる。
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