地元の市ヶ尾駅前で
市ヶ尾町出身のプロ格闘家、戸邊（とべ）隆馬選手（23）＝写真＝が５月11日、キックボクシング団体「Ｋｒｕｓｈ」（クラッシュ）の王座決定戦に出場する。55kg級タイトルマッチで、東京・後楽園ホールで行われる。
クラッシュでは世界的に知られる格闘技「Ｋ―１」とほぼ同じルールを採用し、３分３ラウンドを戦う。戸邊選手は１月、ＩＫＭＦ国際格闘技連盟スーパー・バンタム級王者など４冠を獲得した韓国のチェ・ジンスン選手と対戦。戸邊選手が１ラウンドでＫＯ勝ちしたことが評価され、今回の出場が決まった。
対戦相手は一度敗れている瀧谷渉太選手。戸邊選手は「前回の反省を踏まえ、相手の研究をして対策を考え、練習したい」と話す。
日本一は幼少時代からの夢。日本体育大学１年生のころからプロとして活動してきた。一昨年、同級生が就職活動をする中、試合でも思うように結果が出ず「このままでいいのか」とやめたい気持ちが頭をよぎったことも。それでも応援してくれる人々に支えられたという。「特に学生時代の友人やその家族、先生たち地元の人は、アマチュア時代から応援してくれている。ベルトで感謝の気持ちを伝えたい」。支えてくれた人たちへの思いを胸に、悲願の日本一に挑む。
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