市ヶ尾小4年生の下田深山君(10)=都筑区・平塚塾=が2月14日、イランのテヘランで開催された空手の世界大会で優勝・金メダルを獲得した。同大会はWNFCKO(世界新実戦空手道機構)が主催。下田君は30kg以下級に出場した。
同団体は日本で空手を習ったイラン人が、母国で創設。中東で空手を広め、日本と武道を通した交流を行いながら、世界大会を開催している。今大会には日本やロシア、タイ、ドイツなど13カ国が参加。初めて参加した下田君は10月の予選を経て、日本代表の1人として出場した。
開催地の宗教的な理由で出血を防ぐため、ジュニア部門では面や防具が必須に。国内の予選とは異なるルールで顔面・頭部と胴に打撃が決まったら各1ポイントが入る。今大会のルールに沿って昨年10月から徹底的に練習を重ねてきたという下田君。決勝戦でイラン人の前王者と対戦し、2―2で引き分け、延長戦で1―1と接戦に。再延長戦で、2―1で勝利した。
下田君は小柄な体格をカバーするため、独自に考案した技やスピードが持ち味。体の柔らかさを生かし、体を回転させながら足を振り上げて蹴りをする「ナイアガラ」と命名した技などを持つ。優勝について下田君は「粘りながら勝てたことが嬉しかった」と喜びを語った。夢はテコンドーなどで、五輪に出場することだ。
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