大規模災害による帰宅困難者の対応訓練が3月11日、あざみ野駅とアートフォーラムあざみ野で行われた。東日本大震災から丸3年となった当日、その教訓を生かそうと青葉区が初めて企画。震度5強の地震による電車の運行停止を想定し、同駅で発生した帰宅困難者を一時滞在施設に誘導する流れで進められた。
帰宅困難者役の地元住民約40人をはじめ、東急電鉄や横浜市営地下鉄、青葉警察署、消防署、消防団、区役所の職員ら総勢約100人が参加。地震発生後、市アマチュア無線非常通信協力会青葉支部の協力のもと、同駅から区災害対策本部の区役所を経て、各施設に受け入れ可否を確認。帰宅困難者役の参加者は、可能と返答のあったアートフォーラムあざみ野まで約400m、徒歩で向かった。
歩道より安全性が高いという想定で、警察署員の誘導のもと車道を通行。同施設に到着後は、参加者が一堂に集まり、訓練に関する意見交換会が開かれた。
徳江雅彦区長は「改善点を次の訓練に生かし、青葉区の災害対策力を高めたい」とコメント。参加した古橋眞子さん(69)=あざみ野=は「3年前の恐怖は忘れられない。都心部で発生したときのことを考えて、問題点を再確認する」と感想を話していた。
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