東日本大震災復興支援として、クラーク記念国際高校・横浜青葉キャンパス=新石川=で12月14日、同校仙台キャンパスから生徒6人を招いた支援イベントが開催された。
当日は震災時からの被災地の変遷や、仙台の生徒たちが行う観光PR活動を自らが紹介。手作りのずんだ餅も配った。イベントは日頃からボランティア活動を行うインターアクトクラブ(丹宗(たんそう)実優(みゆ)会長・2年)が計画したもの。メンバーは横浜南部市場と協力して、女川町で獲れたサンマを無料配布。地域住民約200人が訪れた。
イベントのきっかけは今夏、横浜青葉と仙台キャンパス合同で行われた北海道宿泊行事。両キャンパスは以前から震災支援活動で交流があったが、仙台からの参加人数が少なかった。生徒が心配して連絡すると、震災の影響による経済的事情で参加できなかったことが分かったという。
「震災から気持ちが薄れてきた雰囲気があるが、被害の影響はいまだにある。現状を知ってもらい、支援を再び盛り上げたい」と、横浜の生徒たちが催しを企画。仙台の生徒が横浜へ来る資金も集め、直接現状を伝えてもらうことにした。
幹事の中村円香(まどか)さん(2年)は「遠く離れた被災地を身近に感じてもらえれば。今回をスタートに、支援参加者を増やすきっかけをつくっていきたい」と語る。顧問の関野亜沙美教諭は「計画が形になったのは生徒たちが素直にまじめに準備をしてきた結果」と喜ぶ。
これまでも支援活動を行ってきたが、地域に向けた震災関連の催しは初。現在「東日本大震災復興サポーター1049人計画」も実施中で、一般の人にフェイスブックやメーリングリストに登録してもらい、活動内容や関連ニュースを配信していく。東北にちなみ、1049(とうほく)人の登録を目指す予定で、16日時点で94人が登録している。問い合わせは同校【電話】045・905・2571。
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