藤が丘の着物・和風小物店「わかやぎ」で4月10日から12日に「原始布・古代織展」が開催された。
定期的に日本文化に関するイベントを催す同店。今回は山形県の「原始布・古代織参考館」館長で、日本古来の衣文化を広めようと活動する山村幸夫さんの協力で実施。期間中は、店内に原始布の原料となった「からむし」や麻、ぜんまい織りのほか、古代織の復元に関する年表も展示された。初日の10日には山村さんによる講話も実施。シナの樹皮をより合わせて、糸をつくる体験も行われた。薄く紐状に加工された樹皮に、参加者は興味津々。「木が水分を含んでいる梅雨どきに、10年〜15年くらいの木の皮をはいで、一昼夜煮て柔らかくする」との山村さんの話に、真剣に耳を傾けていた。
山村さんは「絹や木綿が普及する前の、日本の織物のルーツ。地味だが大事な糸づくりを経験してもらい、古来の文化を知ってほしい」と話した。
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