高校軟式野球の第56回秋季関東大会で先月、18年ぶり3回目の優勝に輝いた鉄町・桐蔭学園高校の軟式野球部。来年夏の「全国制覇」を目標に、部員たちは冬季のトレーニングに打ち込んでいる。
3年が引退し、今夏スタートした1年13人、2年16人の部員29人による新チーム。2年エースの河瀬大輔投手を中心にした守備力向上と、つなぐ野球で1点ずつ取るスタイルをチームで共有してきた。「以前は練習中の声が足りてなかったが、いいプレーが出たら声を出して褒める雰囲気をつくってきた」と井上裕太主将(17)は話す。10月の神奈川県予選決勝では守備のミスが響き、武相に3―6で敗れており、「守備の大切さを痛感した」という。
関東大会では2試合を1失点で勝ち抜き、迎えた作新学院(栃木)との準決勝。降雨の中、5―4で強豪に粘り勝ち。決勝は前橋(群馬)を5―1で下した。
昨年は行わなかった冬のトレーニングでは、「2年分、筋トレや走り込み、ウエイトで基礎体力を徹底的に鍛えていく」と新田雅仁(まさひと)監督(21)。芹川浩二部長(35)は「バントなどサインプレーの精度アップが必要」と課題を指摘する。井上主将と共に、新チーム前から内野手のレギュラーだった山室拓実選手(16)は「この冬でどのチームも強くなってくる。体をつくりながら打撃力も高めて、他校から恐れられるチームにしたい」と胸中を語った。
青葉区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>