市立元石川小学校の6年生児童53人を対象に11月22日、車いす体験が行われた=写真。
福祉教育の一環として実施されたもので、当日は車いすマラソンに出場している高津区在住の竹下いづみさんが講師を務めた。
竹下さんは子どもと外出している際の事故で両下肢麻痺となり、「大きく人生が変わってしまった」と突然歩けなくなった経験を児童に説明。車いすでの生活になったが、自分のことは自分でやりたいと自宅内の段差をなくすなど工夫をしていることや、競技用車いすで練習し、アマチュアマラソン選手として活躍していたことを語った。
児童は競技用車いすに乗り、動かす体験も。授業後、竹下さんは「公共交通機関などがどんなにバリアフリーになっても、心にバリアがある」と率直に話し、「例えばエレベーターの開ボタンを押して『何階ですか』と聞くなど『指1本のボランティア』をみんなもぜひ実行を」と呼びかけた。児童は「体の不自由な人を見かけたら手伝っていきたい」など感想を語っていた。
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