数学力を団体戦で競う中高生の全国大会「数学甲子園」(日本数学検定協会主催)が9月20日に都内で行われ、鉄町の桐蔭学園中等教育学校が初出場で4位に入賞。同校から出場した3チームのうち2チームが本選に進み、中等5、6年(高校2、3年)5人による「Top of TOINMathチーム」が栄冠に輝いた。
メンバーは中等5年(高2)でリーダーの新井康太君(17)、二木(ふたつぎ)浩司君(16)、6年(高3)の徳武輝(ひかる)君(18)、初見健太郎君(17)=あざみ野在住=、山口慎太郎君(17)。同校で数学を30年教える千田守教諭(56)が監督として、教え子の中から選出した。
カギは結束・発言力
問題を解く力だけでなく、発想力やチームワーク、プレゼンテーション力が問われる同大会。1チーム3〜5人で、メンバーの平均点で予選を競った。8回目の今年は全国から442チームが参加し、36チームが8月の予選を通過した。
本選は3回戦に分かれており、準々決勝で上位15チーム、準決勝で6チームに絞られた。計算など15問の日本語・英語表記問題を全員で解く準々決勝で同チームは7位、2問を解く準決勝は3位で通過した。
決勝は2チーム1組の対戦で、その場で当日与えられたテーマ「同音異義」に沿った問題を作り、相手チームに説明し質疑応答する形式。十数人の審査員が表現力やマナー、ユニークさ、団結力などで評価した。
決勝の最初の組で千葉県の幕張高校と当たった同チーム。「考える時間がなくいきなり始まってしまった」と初見君。「作った問題の特徴を全員で共有し、発言できるようにすることが重要」と課題を振り返った。
「千と線」を題材に、千本の直線の経路について説明する問題を作った新井君は「プレゼンでは単調に説明してしまったが、立って話すなど伝え方も工夫しなければと思った。来年は必ず優勝したい」と語った。
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