利用者が多い駅の構内で爆発物が仕掛けられたテロを想定し、青葉警察署(渡邊宏署長)らは1月29日、青葉台駅で爆弾テロ対策合同訓練を行った。
訓練は、5月に三重県の伊勢志摩で行われる主要国首脳会議や4年後の東京五輪などの大規模イベントを見据え、関係機関との連携強化が目的。同署と神奈川県警第二機動隊、通信指令課、東京急行電鉄(株)、東急バス(株)が協力し、駅構内で爆発物が発見された際の初期対応等を確認。機動隊の17人を含む約80人が参加した。テロ対策訓練は区内初。
ホーム内で爆発物が見つかったことを想定し、爆発物の処理と犯人確保までの訓練を行った。防爆服を身につけた機動隊員が、ホーム上で爆発物を処理。もしもに備えてドラム缶に入れ、改札前で待機する爆発物処理車まで運んだ。処理車は、アームを使って慎重にドラム缶から爆発物を取り出し、駅構外まで運び出した。機動隊員らは、終始、大きな声で指示を出し合い、緊迫した雰囲気で訓練を進めていた。
指揮した佐藤博文中隊長は「実際に、狭く混雑している駅で訓練ができ、非常に有意義な時間になった」と話した。
渡邊署長は「日本は、過去に地下鉄サリン事件を経験している。今日は大変スピーディーに進めることができたが、万全な態勢を整えるためにも日頃の訓練に力を入れていってほしい」と隊員らに呼びかけた。
青葉区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>