隣家の火災に気づき、素早い判断で初期消火を行って鎮火した夫婦に対し、青葉消防署(関谷寿男署長)は3月17日、すみよし台在住の仲脩(おさむ)さんと百代さん夫妻に感謝状を贈呈した。
火災が発生したのは1月24日の午前11時11分頃。当時、自宅の庭で作業をしていた脩さんが、煙に気づき元を辿ったところ、隣家の戸袋から火が出ていた。すぐに、自宅にいた百代さんに119番通報を依頼。自身は自宅の庭からホースを伸ばし、初期消火活動を行った。消防隊が到着した時には鎮火しており、被害は戸袋が焼け落ちただけで済んだという。脩さんは「発見が少し遅れたら素人では太刀打ちできない。たまたま外に出ていてよかった」と笑顔をみせた。
関谷署長は「当日は非常に風が強かったので、火災が広がってしまった可能性もあった。早期発見、消火に感謝したい」と話した。同署によると、今回の火災は窓際にあった金魚鉢による太陽光の屈折で、光が一点に集中したことによる自然発火だと考えられるという。これは「収れん火災」と言われるもので、市内では2004年から14年までに9件発生している。
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