桐蔭学園中学校男子部の鉄道研究部が9月24日と25日、中学校校舎の周囲に線路を敷設し、5インチの鉄道模型を走らせた=写真。
この路線は「くろがねの森鉄道桐蔭中学線」と名付けられ、文化祭の開催に合わせて開通。昨年までは1編成で直線70mを往復するだけだったが、今年から校舎1周270mに延長。線路200m分に加え、東急1000系、ブルーライン3000S形、南武線209系の3編成を新たに手作りした。
元々、校舎1周が目標だった同部だが、高低差やカーブなど苦労した点も多かったという。レールの大部分はホームセンターで販売されている材料を使い、部員同士が試行錯誤しながら作り上げた。同部の栗林修平部長(3年)は「1枚の木の板からレール用のパイプがしっかりとはまるように線路を作るところが大変だった」と振り返る。
当日は部員が運転士として生徒や親子連れを乗せて校舎を1周。5分間のミニトリップを楽しんでいたほか、同部OBで現在私鉄の運転士として勤務する森若慎太郎さんも参加。世代を超えた交流も行った。栗林部長は「子どもから大人の方まで、皆さんの笑顔が見ることができてよかった」と感想を話していた。
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