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緑区版 公開:2011年3月24日 エリアトップへ

第70回全国教育美術展で横浜市教育委員会賞を受賞した、青砥どんぐり保育園の園長 吉川 孝道さん 座間市在住 54歳

公開:2011年3月24日

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感性の芽気付かせ伸ばす

 ○…「うちのような小さな保育園が選ばれたことには驚きましたが、これまで取り組んできたことが評価されたようで嬉しい」と、全国教育美術展での受賞に思わず笑顔がこぼれた。「絵画専門の先生が教えているわけではありませんよ」。自身の指導方法が間違っていなかったことを確認するように言葉を噛みしめた。

 ○…両親が保育園を管理していたことから幼児教育が身近にあった。そんな時サラリーマン時代に出合った絵画や造形指導に関する1冊の本が、現在の道へと進むきっかけとなった。子どもの絵は「見たままを描かせると思っていたけどそうではなかった」。それからは、著者が開催していた研修会に何度も足を運び指導方法や考えを必死に学んだ。学んできたことを「現場で発揮したい」と考え園の門を叩いてから約20年の間、スパイスを加えながら一歩一歩独自のスタイルを確立させてきた。

 ○…自身が先頭に立って舵を取る園では、絵画や造形指導を通して子どもたち1人ひとりの得意分野や興味などを最大限に引き出す”感性教育”に注力する。「肌色といっても暗い肌色や明るい肌色もありますよね」。子どもが感じた色をそのまま表現できるようにと、園では80色の絵の具を使って絵を描いている。また、園庭いっぱいにダイナミックな造形物を展示する野外造形展も今では保護者らの間で名物に。「面白いアイデアがたくさんでてくるので私たちも楽しいです」と、感性教育の魅力を語る。

 ○…幼児期には「教えるのではなくて、様々な体験を通して子どもに気付かせることが重要なんです」とは、感性教育のヒント。その影響をうけた自身の子ども2人も同じ幼児教育の道へ進んだ。「できれば私の想いを継いでほしい」と、将来を思い描いている。これからも「やるべきことや考えは変わらない」。明るい未来を担う子どもたちの感動の心”感性”の芽を伸ばし続けていくために。
 

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