29日、30日に開催される『緑風祭』の実行委員長 佐野太基(たいき)さん 昭和大学保健医療学部 3年
「絆が大きな力になる」
○…昨年も本部役員として、緑風祭にかかわるも「先輩たちの手伝いに終始してしまった」と振り返る。だからこそ3年生となった今年は、自ら学園祭を創り上げていきたいと実行委員長に立候補した。自身を含めた実行委員会で決めたテーマは絆、繋がりをメインにしたもの。「今年は震災があり、友達や家族、地域などいろいろな人が繋がっていることを改めてみんなに感じてほしい」。学園祭を通じて訴える。
○…高校生の時に祖母がパーキンソン病となり、施設で世話をしている作業療法士の姿を見て「僕もやってみたい」と興味を抱いた。現在は、十日市場にある昭和大学保健医療学部の作業療法学科に所属。現場研修などを受け、資格取得に全力をむける。家族からは専門家として、祖母との接し方のアドバイスを求められることも。「まだ、まだ勉強不足で質問に答えられないことも多いんです」と苦笑いを浮かべるが、いずれは、作業療法士として祖母の世話をしたいという夢がある。
○…中、高では生徒会長や部活で部長を務めるなど常に”まとめ役”を担ってきた。「誰もやりたがらないので、立候補しているだけなんですが」と謙遜するが、何事も中心となり活動することで「常に全力で挑むことができるんです。そこで得られる達成感が何倍にもなるんですよね」。実行委員長に立候補したのも、緑風祭で今まで感じたことがない達成感を味わいたいと考えたからだ。
○…現在は緑風祭の準備真っ只中。「授業が忙しくてなかなかうまく進めることができていないんです」と焦りをみせるが「他のメンバーが一生懸命やってくれているので、助かっています」。準備段階からメンバーの”絆”を感じている。「人間は一人ではできることが限られる。だからこそ、仲間と協力し、いいものを創り上げたい」。絆、繋がりを大事にする”リーダー”が緑風祭の指揮をとり、盛り上げる。
|
|
|
|
|
|