鹿島義久さん(中原区下小田中6―19―3)が自宅を新築するのに際して今月3日、上棟(じょうとう)式を行った。
上棟式は建築儀礼の一つで、建物を新築する際に「竣工後も建物が無事であるように」と願い、基本構造が完成して棟木を上げる時に行われるもの。酒や米などを飾った上で餅や硬貨をまくもので、これを拾うことで縁起が良いと言われている。
家が密集している都心部では敷地の面から行われることは珍しくなっており、建築業者も「この周辺では20年前に行った以来では」と話していた。
開始の時間になると300人以上の近隣住民が集結。餅や硬貨、お菓子などが投げられ、子どもからお年寄りまで元気に取ろうとする姿が見られた。持参したダンボール一杯になる人もいたほどだった。
参加者からは「昔を思い出した」との声が聞かれ、鹿島さんは「新築を近所の人と一緒に祝えたらと思って実施した。楽しかった」と笑顔だった。
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