神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2016年12月9日 エリアトップへ

感染性胃腸炎 川崎市が警報発令 「さらなる流行拡大も」

社会

公開:2016年12月9日

  • LINE
  • hatena

 川崎市で先月21日から27日、感染性胃腸炎の患者報告数が警報基準値を超えたため、市は流行発生警報を29日に発令した。市は今後の感染拡大にも注意を呼び掛けている(12月6日現在)。

 川崎市の先月21日から27日(第47週)の、市内37カ所の定点あたりの感染性胃腸炎の患者報告数が20・31人となり、流行発生警報基準値である20・00人を超えたため、警報発令にいたった。近年では、11月中旬ごろから患者数が増加していたが、今年は10月中旬から増加。市健康安全研究所の担当者は「今年はインフルエンザとともに、流行の開始が早まっている。今のところ増加の仕方は緩やかだが、今後さらなる流行拡大も推測できる」と話す。

 また、第47週の区別の定点あたりの報告数は、高津区が28・2人、川崎区が26・4人、宮前区が20・3人、幸区が18・3人、中原区が17・0人、多摩区が15・4人、麻生区が14・6人で、特に高津区、川崎区、宮前区からの報告数が多くなっている。年齢別では1歳から5歳児が全体の58・4%を占め、嘔気・嘔吐で保育園を欠席する児童も増えているという。

手洗いの徹底を

 感染性胃腸炎は、細菌やウイルスなどの病原体の感染によっておこる胃腸炎の総称で、嘔吐や下痢が主な症状。1年を通して発生するが、ノロウイルスなど、ウイルスによるものは冬に発生する。市は、子どものオムツを取り替えた後や外出後などの手洗いの徹底、嘔吐や下痢が激しい時の水分補給、早めの医療機関への受診、生鮮食品の洗浄や十分な加熱を呼びかけている。市担当者は「インフルエンザとともに十分注意してほしい」としている。
 

中原区版のローカルニュース最新6

歌で市制100年盛り上げ

地元演歌歌手吉村明紘さん

歌で市制100年盛り上げ

新曲『KAWASAKI』で

4月26日

若者文化推進など追加

ふるさと納税の活用事業 川崎市

若者文化推進など追加

4月26日

市制100周年で1万発

第83回多摩川花火大会

市制100周年で1万発

4月26日

工場夜景とフラに200人

工場夜景とフラに200人

クルーズ船利用「観光資源に」

4月26日

工作通し、英語を学ぼう

工作通し、英語を学ぼう

4月28、30日にイベント

4月26日

多摩川に「モトスマリモ」

国内2例目

多摩川に「モトスマリモ」

河原の石から数年で発生

4月26日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook