氾濫・洪水を繰り返していた多摩川の代用堤防「有吉堤」の竣工から100年を迎え建立された記念碑の除幕式が10月30日、中丸子児童公園で行われた。築堤工事を進めた有吉忠一知事の子孫や記念碑建立に携わった関係者、地元住民、来賓ら約150人が参加した。
記念碑建立に向け活動してきた有吉堤竣工百年の会の野口守重会長は「今から100年前、台風や大雨の度に多摩川の水害に悩まされていた住民のため、有吉知事は国から中止命令を受けながらも工事を続行してくれた。まさに小池都政の都民ファーストならぬ県民ファーストだった。この碑が、工事に携わった地元農民ら含む先人たちの苦労や郷土愛のシンボルとなることを期待したい」と話した。
また、有吉知事のひ孫にあたる有吉徹さんは「有吉忠一は千葉県知事や宮崎県知事として鉄道を建設した記録もあり、積極財政で合理的な政治姿勢が共通していた。素晴らしい記念碑の建立に尽力された方々に感謝したい」と述べた。
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