川崎市教育委員会が行った中学校給食アンケートで生徒、保護者とも導入を好意的に受け止めていることがわかった。
アンケートは中学校完全実施を前に課題を把握するため、先行して給食を提供している4中学校(市立東橘中学校、市立犬蔵中学校、市立中野島中学校、市立はるひ野中学校)の生徒408人とその保護者等を対象に、2月に行った。回収率は生徒が94・9%(387)、保護者が68・4%(279)。
結果を見ると「中学校給食が始まってよかったか」の問いに対して、生徒では「よい」47・5%、「どちらかといえばよい」が30・5%と回答。78・0%が好意的に受け止めていることがわかった。同じ問いに対して保護者では「よい」が90・0%、「どちらかといえばよい」が7・9%と97・9%が歓迎している。
好意的な理由に関しての結果では、生徒が「家の人がお弁当をつくらなくてよいから」という保護者の負担減で42・7%、次いで「温かいものが食べられるから」41・4%、「おいしいから」39・4%。保護者では「中学生の栄養バランスに配慮されているから」が67・0%、次いで「お弁当をつくらなくてよいから」が44・7%、「献立が豊富で、毎日違うものを食べさせられることができるから」が37・7%だった。※生徒・保護者とも理由2つまでを選択。
一方、課題として挙げられたのが給食時間について。「ちょうどよい」「長い」と答えたのが44・4%に対して、「短い」との回答が51・2%と半数を超えた。
現在の給食時間は配膳から片づけ含めおよそ40分と定められている。授業時間は削れず、登下校の時間や朝の読書時間を短縮するなどして作り出しているが、これ以上の延長は厳しい状況とのことだ。市では「準備の工夫の好例を示し、実際の食べる時間を確保できるようにしていきたい」と話した。
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