大和南高校女子バレー部の壮行会で「夢切符」のプレゼントを行った 中久喜(なかくき)保(たもつ)さん 相模鉄道(株) 大和駅長 48歳
地域の応援団長に
○…「まさか、あそこまで喜んでもらえるとは。私の方が感動しました」。来年1月の「春高バレー」に出場する大和南高校女子バレー部を応援するため、12月8日に同校で開かれた壮行会で「大和南→優勝」と書いた大きな切符を贈呈。選手のみならず、会場を訪れた全員から拍手喝さいを浴びた。「鉄道会社だからこそ出来ることを考え、自分なりにアレンジしました。文字通り、優勝を手にしてもらいたいです」と満面の笑みを見せる。
○…今年7月から大和・三ツ境・瀬谷の3駅で駅長を兼務する。それまでは本社でイベント関係に従事してきた。中でも忘れられないのが昨夏に企画した「相鉄&東北ローカル線スタンプラリー」。被災地を元気づけるため、東北鉄道協会20社局とタイアップ。相鉄線沿線の各駅に同協会の電車スタンプを置き、東北地方の電車と観光地などをPRした。また、それまで無料だったスタンプ帳を100円で販売。その全額を義援金にした。「参加者にも被災地の方々にも喜んでもらえた。人を笑顔に出来たことが何よりも嬉しい」
○…奥様と3人の息子さんとの5人家族。趣味は旅行とドライブで、結婚25周年を迎えた先月には、夫婦水入らずで台湾を旅行した。普段は家事を手伝えず、奥様に一任しているだけに「少しは罪滅ぼしができたかな」と笑う。また、入社約30年で20kg以上増加した体重を落とすため、先月からスポーツジム通いも始めたという。
○…現在、企画しているのは大和の名所を巡るハイキング。大和市イベント観光協会と共同事業の模索中だ。また、10月に大和駅周辺で行われた「大和ちょい呑みフェスティバル」でも、ポスター掲示などで協力。自らも2日間、大和の街でちょい呑みを楽しんだそうだ。「地域の人に愛される駅づくりが自分の務め。『地域密着』を旗印に、ふれあえる場所にどんどん出ていきたいですね」
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